受講生の声

医大が採用・世界が認めた介護技術
「根津式介護技術」

介護従事者の感想

医学部学生の感想

介護従事者の感想

  • 看護師 KAさん 50歳

    私が看護師になって20年以上経つが、患者の移動や体位変換の仕方など、介助方法に変わったことはない。決まった体勢で介助を行うことで、ほとんどの看護師は腰痛を抱えていると思われる。実際、自部署でもコルセットを装着して仕事をしているスタッフが何名かいる。先生が言った「力任せの介護」そのものだ。腰痛にならない介助方法があるのならば、教えてもらってスタッフに伝えたい、と考えた。負担のかからない介護の5つのポイントは「引く」「押す」「まわす」「ふれる」「支点を変える」ことだと学んだ。まず先生が説明をしながら実際に患者役のスタッフを本当に片腕一本、指一本で体位変換を行った。その後、患者役と介護者役のスタッフが「ウソ」と言いながら驚いた表情で介助を行う様子を見て、本当にできるのか、と思った。私も実際に先生のアドバイスを受けながら、体位変換を行ってみて「本当にできるんだ!」と感動した。同時に、もっと知りたい、スタッフにも教えたい、と強く思った。 今回学んだ介助技術は先生自身が患者の立場だったから、されて嫌だったことなど体の不自由な人の気持ちや、介助を受ける人の気持ちも加わっているものだと感じた。

  • 看護師 SIさん 62歳

    今回の講義は、「まるで目から鱗が落ちる」という想いで聴講した。講師の方は、30代後半に脳梗塞で倒れ現在も後遺症に悩まされているとのことであったが、私の眼には、脳梗塞の後遺症がある様には映らなかった。何より、この技術を皆に伝えるという強い使命感にみなぎっており、いきいきと輝いて見えた。紹介された介助テクニックは、講師の過酷な経験の中で編み出されたものであった。講師が編み出した負担のない介護方法は、①引く、②押す、③まわす、④ふれる、⑤視点を変える、という5つのポイントであった。私は、自身が臨床で行っていたベッドから車いすへの移乗の場面を振り返ってみた。力のない私は、患者の体にしがみつきズボンの後ろのゴムの部分をつかみ力任せに引き上げ、患者を車いすへ移乗していた。腰痛を感じながらも、患者を車いすへ移乗させたという自己満足を感じていたが、患者の気持ちはどうだったのだろうか。看護師は、ボディメカニックスを学び患者の体位変換や移乗を行ってきたが、殆どの看護師は腰痛を感じながらも職業病だとあきらめ、自身のやり方で介助を継続してきた。今回の講師の体位変換や移乗の介助方法は、患者や看護師に負担のかからないものであった。看護者の負担にならない介助方法は、まさに患者へも負担のかからない介助方法であることをあらためて感じた。今回の介助方法は、患者の残存能力を伸ばし、医療従事者にとっても必要な技術であると感じた。

  • 性別:女性 経験年数:8年3ヶ月 勤務先:特養 資格など:介護福祉士

    身体介護で、体重のある方の担当をすることが多く、腕がけんしょう炎気味になっています。 今回の技術を生かし実践していきたいです。 まだまだ知りたいことが多く、機会があったら是非参加したいです。

  • 性別:女性 経験年数:19年8ヶ月 勤務先:特養 資格など:介護福祉士

    今まで、私が教えられ実践してきたのは何だったのか。現在、介護している舅に対しての 私の対応など、こうしてあげればもう少し楽しい関係が結べるのではと、実感しました。 心の笑顔…身に沁みます。

  • 性別:女性 経験年数:10年 勤務先:特養 資格など:介護福祉士

    通常のマニュアルより、ずっと力を使わずに活用できる方法を勉強させて頂きました。 今まで体が大きい方の介助がとても大変でしたが、楽に動作ができそうです。ぜひ使いたいです。 そして、とてもわかりやすかったです。

  • 性別:女性 経験年数:6年 勤務先:特養 資格など:介護福祉士

    今までの介助で、どんなに力を使ってやっていたか、利用者様にも負担をかけてやっていたか がわかりました。時間が足りず…もっと増やしてやってもらいたいです。

  • 性別:女性 経験年数:6ヶ月 勤務先:特養 資格など:介護福祉士

    現場では、力がないことがコンプレックスになっていて、つい力んで頑張ろうとしてしまいますが、 力を抜いた方がラクだということは目からウロコでした。現場に帰ってさっそく使いたいと思います。

  • 性別:女性 経験年数:7年2ヶ月 勤務先:特養 資格など:介護福祉士

    あっという間でした。体験からの方法とは言え、腰痛で日々仕事をしている私にとっては目の覚める 実習です。明日からの仕事に是非活用したく思います。そして、仕事仲間にも教えていきたいと思います。 本当にありがとうございました。

  • 性別:女性 経験年数:5年 勤務先:特養 資格など:介護福祉士

    とても解りやすく、何で早く学ぶ機会がなかったのか悔やまれます。 楽しく笑顔でできるように、こういう機会はとても必要だと思いました。

  • 性別:女性 経験年数:4年5ヶ月 勤務先:特養 資格など:介護職員初任者研修

    これは是非、介護職員全員がマスターすべきと思った。もっともっと学びたいと思いました。 介護する側が楽なら、介護を受ける方も楽。と常に思っているので、自分のものにして実践に活かしたい という思いでいっぱいです。

  • 性別:女性 経験年数:8ヶ月 勤務先:特養 資格など:介護職員初任者研修

    前回お話を聞いて興味がありました。やはり体験してみて、ぜひ社員にも学ばせたいと思いました。

  • 性別:女性 経験年数:1年6ヶ月 勤務先:特養 資格など:介護職員初任者研修

    介護の仕事を離れてからのブランクもあり、色々と忘れてしまっていたこともありましたが、逆に入りやすく、 今までのやり方とは全く考えもしなかった部分で、本当に感動しました。

  • 性別:女性 経験年数:12年 勤務先:特養 資格など:介護福祉士

    私も椎間板ヘルニアを患い、手術をしました。その時に、この講座を受けていたらなあと思いました。 楽しく介護できそうな、先生方から元気も頂きました。

  • 性別:女性 経験年数:5年 勤務先:家庭内介護 資格など:資格なし

    三度目の正直、念願の講座を受講することができました。本当に目からウロコでした。母は認知症、 早く介護をしたいと思っています。今は腰に湿布を貼っている状態です。ベッドから車椅子、我が家の様子 そのままで、本当に参考になりました。

  • 性別:女性 経験年数:7年2ヵ月 勤務先:訪問介護 資格など:サービス提供責任者

    今までいかに力を入れていたのかと思い知らされました。引く、押す、まわす、ぜひすぐに事業所で活かしていきたいです。介護をしていくうえでの姿勢を見直し、利用者にも介護者にも楽で安心、安全な介護を目指したいと思います。

  • 性別:女性 経験年数:5年6ヵ月 勤務先:訪問介護 資格など:サービス提供責任者

    一言「すごい」と思いました。腰が痛くてバンドをまいて介護をしていましたが、力のかからない、腰に負担のかからない介護テクニックを学び、これからは腰が痛くないんだと思うとすごく嬉しいです。どんどん活用していきたいです。

  • 性別:女性 経験年数:9年2ヶ月 勤務先:訪問介護 資格など:サービス提供責任者

    今までの介護方法はご利用者様に大変痛い思いをさせていたと反省いたしました。力を入れない介助技術に感動いたしました。また原点からスタートします。ありがとうございました。

  • 性別:女性 経験年数:6年1ヵ月 勤務先:訪問介護 資格など:サービス提供責任者

    常識は変わる。今まで(今日の朝まで)行ってきた介護の方法は何だったんだろうと思いました。押す、引く、まわす。教わったことを忘れずに現場で活かしていきたいと思います。

  • 性別:女性 経験年数:5年6ヵ月 勤務先:訪問介護 資格など:サービス提供責任者

    今まで私は力いっぱい持ち上げて介護していたことに気づきました。なかなか力を抜いて腕を持つことや触れること全く考えていませんでした。力を入れると相手も力を入れてしまう。利用者さんにかなり負担だったと思います。 これから意識して触れるようにします。

  • 性別:女性 経験年数:7年6ヵ月 勤務先:訪問介護 資格など:サービス提供責任者

    実際に体験してみて、こんなにも力がいらないで無理な動作もないので、とても楽に介護ができると分かり驚きました。現場に戻ったら実践したいと思います。

  • 性別:女性 経験年数:8年1ヵ月 勤務先:訪問介護 資格など:サービス提供責任者

    一番驚いたのは、車いすへの移乗を簡単に行える方法でした。体格の大きな利用者の移乗はとてもつらく、腰に負担がかかりました。日々パワー介護で行ってきており、今日学んだことを早速みんなに教えたいです。

  • 性別:女性 経験年数:11年1ヵ月 勤務先:訪問介護 資格など:サービス提供責任者

    “驚き”の一言に尽きました。力を抜いた介護。押す、引く、まわす、呼吸法、触れ合うことの意義、これがまさに“介護”ということを肌で感じることができました。自分自身を磨くとともに多くの仲間にも伝えていくようにします。

  • 性別:男性 経験年数:8年2ヶ月 勤務先:老人福祉施設 資格など:リーダー

    力のいらない介護を学び、今までのやり方は何だったんだと感じた。現場で実践し、後輩にも教えていきたい。本当にありがとうございました。

  • 性別:女性 経験年数:4年7カ月 勤務先:老人福祉施設 資格など:リーダー

    今日の講義は驚きの連続で、今までやっていたやり方がどんなに無駄な力を使っていたか実感しました。もっと早く知っていればもっと腰痛が軽減されていたなぁと思います。会社の人たちにもぜひ知ってもらいたいです。

  • 性別:男性 経験年数:10年1ヵ月 勤務先:老人福祉施設 資格など:リーダー

    こんなにも力の要らない介助方法があったとは驚きでした。こちらが力を入れてしまうと相手も力を入れてしまうというのがよくわかりました。このことを忘れずにいつも頭の中に入れて介助にあたりたと思います。

  • 性別:女性 経験年数:10年5ヵ月 勤務先:老人福祉施設 資格など:リーダー

    今までの介助方法がいかに自分にも利用者さんにも負担が大きかったのか実感しました。自分自身も腰痛持ちになり苦労をした時期もあり自分なりに腰の負担が軽くなるよう考えながら介助をしてきました。今回の研修で力の要らない介助テクニックを体験し、早速活かしたいです。

  • 性別:女性 経験年数:7年4ヵ月 勤務先:老人保健施設 資格など:リーダー

    全てが初めての経験でしたので本当かな?と思いましたが、実際に行ってみるととても楽で全く腰に負担がありませんでした。今までのトランスや体位交換は何だったのかと改めて実感しました。早く仲間たちに教えてあげたいですし、すぐに実行してほしいです。

  • 性別:女性 経験年数:4年6ヵ月 勤務先:訪問介護 資格など:サービス提供責任者

    最初はとても信じられませんでした。実際にペアを組んで実技をしてみると驚くほど人の体が軽く感じられ、感動です。今までいかに自分も利用者にも負担をかけた介護をしてきたかがよく理解できました。まだまだ力が入ってしましますが、力でないことを学ぶことができました。

  • 性別:女性 経験年数:3年5ヵ月 勤務先:特養 資格など:介護職員初任者研修

    体験してみて本当に腰に負担がなく、力が必要なかったので驚きました。利用者さんのためにと考えて行っていた介助方法も様々違うところがあり改めて考えることができました。

  • 性別:女性 経験年数:1年7ヵ月 勤務先:特養 資格など:介護職員初任者研修

    力を入れずに腰などに負担かからない介護方法に本当にびっくりしました。人の身体の仕組みから説明していただいて納得することができました。

  • 性別:女性 経験年数:2年0ヵ月 勤務先:特養 資格など:介護職員初任者研修

    今までの介護の概念を変え、引く、押す、まわす(余計な力を加えない)がわかりました。ぜひ現場でも実践して腰痛にならないように、また介護者に苦痛を与えないような援助ができればと思います。

  • 性別:女性 経験年数:2年4ヵ月 勤務先:特養 資格など:介護職員初任者研修

    目からウロコというのだろうか、エイヤと力を入れた体位交換が利用者にもヘルパーにも良いことはなく、ふれる行為で互いに負担がかからない介護ができることに驚きました。早速利用者に実践してみたいです。

  • 性別:女性 経験年数:1年9ヵ月 勤務先:特養 資格など:介護職員初任者研修

    いかに今まで力を入れていたかがわかり、相手がどれだけ構えてしまっていたか反省する良い機会となりました。触れること、風船をふわっと持ち上げるような感覚を忘れずに業務についていこうと思いました。

  • 性別:女性 経験年数:6年10ヶ月 勤務先:居宅介護 資格など:ケアマネジャー

    片腕一本で出来る体位交換は是非現場で行って、訪問介護さん、訪問看護さんにも伝えていければと思います。介護する側と介護される側が共に負担無く出来る体位交換は、今後もっと皆が出来る様になればと思います。

  • 性別:女性 経験年数:なし 勤務先:家庭内介護 資格など:介護職員初任者研修

    介護は体力が必要で腰を痛めやすいと思っていましたが、1つ1つの動きに無駄が無いように考えられた手順で役に立ちそうです。

  • 性別:女性 経験年数:5年 勤務先:通所介護 資格など:一般ヘルパー

    もっと早くに知っていればぎっくり腰にならなくて済んだと思いました。経験に基づいた貴重なことを教えて頂きありがとうございます。

  • 性別:女性 経験年数:3年6ヶ月 勤務先:特養 資格など:介護職員初任者研修

    今後の介護をするにあたって、とても良い体験になりました。引く・押す・まわすの3つを活用するだけで、あんなに力を入れずに介護ができて驚きでした。

  • 性別:女性 経験年数:5年3ヶ月 勤務先:特養 資格など:介護職員初任者研修

    介護を受ける側の筋肉の動きを知ることで介護をする側の力の入れ方がこんなに違うのかと驚いた。介護をする側だけでなく介護をされる側の負担も軽く、腰痛対策よりも実践的な腰痛予防をすることのできるテクニックだと思いました。

  • 性別:男性 経験年数:3年 勤務先:特養 資格など:介護職員初任者研修

    講義を受けてまるでマジックを見ているようで大変面白かった。実際にやってみるとつい力が入ってしまいますが、人間の体のしくみや残存能力を使う方法は自分にも相手にも負担をかけないので必ず現場で活かしていきたいです。

  • 性別:女性 経験年数:1年 勤務先:特養 資格など:介護職員初任者研修

    今まで教えてもらった技術では腰に負担がかかってしまいましたが、今回の講義で教えてもらった方法は全く腰に負担がかからず、指一本でできてしまい驚きました。力を入れなくても人の身体が動かせるのを初めて体験しました。

  • 性別:女性 経験年数:1年 勤務先:特養 資格など:介護職員初任者研修

    本当にすごいと思いました。この介護テクニックが介護業界で広がり、一般化すれば介護業界もまた変わるのではないかと思います。

医学部学生の感想

  • 性別:男性 資格など:医学部1年 AKさん

    今回は、ベッドや車椅子にいる患者さんを双方に負担なく、移動させる方法について学ぶことができました。介護において、前提として、まず体の不自由な人の気持ちや介護を受ける人の気持ちを理解することが重要であることを、先生の体験談から実感することができました。今までできていたことが、できなくなってしまい、当たり前のように何もかも介護してもらうことが、どれほど辛いことか想像できません。臨床入門の高齢者の実習でも学んだように、患者さんに寄り添いつつ、患者さん主体のさりげない介護が、介護される側の精神面や健康面において非常に大切で、生きがいの創出にも繋がると考えます。現在は高齢者の数が増加して、高齢者施設や病院においても高齢者による使用率が高まっています。介護士をはじめとする介護する方は人数不足と言われ、その背景には重労働で低賃金であることが一つとしてあげられています。国が主体となって、賃金の見直しや人材確保をすることが解決の方法の一つですが、介護する側が楽に介護を受ける方を介助できるような技術を身につけることも、負担軽減につながり、離職率が下がったりする理由から人数不足などの問題の解決につながる一つの材料になるのではないかと感じます。また、これから先、少子高齢化が進み、将来医師になったとき、医療関係者の人数不足などから、診察での体の不自由な方や高齢者を介助する場面が増える可能性もあります。介護される側や患者さんにとっても、無理のない介助は安心感につながり、最終的には信頼関係の構築にもつながると感じます。将来、医師として、より安全安心である医療や支援を利用者の方に提供出来るようにするという視点から見ても、今回の授業で学んだ介助テクニックは非常に有用であると感じました。ただし、新型コロナウイルスの流行の影響受け、今回の授業では実践を行っていないため、今日の授業で学んだことを頭にしっかり入れて、流行が落ち着き、実践ができるようになった時、すぐに頭の中のことが出てくるようにしたいです。

  • 性別:男性 資格など:医学部1年 KTさん

    前期の授業に引き続いて、今回は片手でできる介護技術の実践紹介であった。現代で使われている介護技術は介護する側もされる側も負担がかかっているため、介護の回数を重ねていくうちに身体が壊れていってしまう。そこで負担のかからない介護のポイントについて考えてみると、「引く・押す・回す・触れる・支点を変える」ということだ。従来の介護技術では持ち上げたり、力任せに介護される人に対応するため腰や膝を痛める場合が多いという。その上私たちが医療従事者として働く頃の時代になると、看護師や介護士などの介護を行う人が減少し、それとは反対に少子高齢化により介護が必要な人の数は増加する。そのため、今までは診察するだけであった医師も介護技術を身につける必要があると感じた。そう思うと、この負担のかからない介護技術というのは現代から未来にかけて必ず必要で、それを広げる必要があるとも感じた。前期の授業とはかぶる内容の介護技術も多かったが、今回はヘルニアを患っている看護師の方も体験に来てくださっていたため、よりいっそう負担はかからないのだと感じることができた。本当は実際に学校に赴き、介護技術を実践することができたらよかったが、新型コロナウイルスの拡大により惜しくもそれはできなかった。しかし、家族や友人に協力してもらって今回学んだ介護技術を実践していきたいと考えている。

  • 性別:女性 資格など:医学部1年 KYさん

    現代で使われている介護技術は介護する側もされる側も負担がかかっているため、介護の回数を重ねていくうちに身体が壊れていってしまう。そこで負担のかからない介護のポイントについて考えてみると、「引く・押す・回す・触れる・支点を変える」ということだ。従来の介護技術では持ち上げたり、力任せに介護される人に対応するため腰や膝を痛める場合が多いという。その上私たちが医療従事者として働く頃の時代になると、看護師や介護士などの介護を行う人が減少し、それとは反対に少子高齢化により介護が必要な人の数は増加する。そのため、今までは診察するだけであった医師も介護技術を身につける必要があると感じた。そう思うと、この負担のかからない介護技術というのは現代から未来にかけて必ず必要で、それを広げる必要があるとも感じた。 今回はヘルニアを患っている看護師の方も体験に来てくださっていたため、よりいっそう負担はかからないのだと感じることができた。家族や友人に協力してもらって今回学んだ介護技術を実践していきたいと考えている。

  • 性別:女性 資格など:医学部2年 MIさん

    介護や福祉についてのカリキュラムを作った理由が、自分自身が脳梗塞を患い、介護を受ける立場になったためというのに驚きました。急に介護が必要になるというのは、予期せぬハプニングではあるけれども、相手の立場に立つことで、生まれるものもあるのだということがわかりました。介護を受ける立場に立つと、身体の不自由な方の気持ちを理解することが出来るため、ネガティブになりすぎるのではなく、その状況のいい点も見つけることが大切だと思いました。また、片麻痺がある状態では、水を飲むことも大変だということも驚きでした。水なら、固形物とは違って、飲み込みやすいのかと思っていましたが、水を飲むのにも顎の上下運動が関わっているため、誤嚥してしまう危険性があることがわかりました。麻痺の方だけで無く、高齢の方でも、誤嚥の危険性がある方には、とろみをつけたりなど、工夫することが大切なのだとわかりました。また、車椅子の押し方を知らなかったために、転倒事故で大量出血をしたという話は、自分にも当てはまりそうな気がして、怖いと思いました。私も、祖母の車椅子を押すとき、特にテクニックも知らずに、見よう見まねでやってしまっているので、しっかりと正しいやり方を勉強しようと思いました。介護と聞くと、きついイメージを持ってしまっていたけれど、片腕1本でもできるようなアイディア、やり方を考えついたと伺い、感動しました。自分もいつか、介護をする日が来ると思うので、ぜひ本を読んでみたいと思いました。ありがとうございました。

  • 性別:女性 資格など:医学部1年 MMさん

    今回は根津先生より片腕一本で腰に負担のかからない介護テクニックの基礎について学びました。今までの①腰を支点に②抱く③つかむ④持ち上げるのパワー介護から、①引く②押す③まわす④ふれる⑤支点を変えるということを学びました。看護師さんの普段の介助方法と先生の方法では介助者側も患者側もかかる負担が明らかに違うように見え、普段現場にいる看護師さんだからこそ全然違うという感動が伝わりました。また、女性でも脱力した状態の男性を大きな負担がなく立たせたり支えることができるということに驚きました。側面からの体位保持は患側に介助者が立つのは無意識にはじめの一歩を出させないためということも初めて聞くものでしたし、今後医師として患者さんと関わることだけでなく、家族など身近な人の介助をすることになったとき必ず使える方法だと思いました。自宅で介護するというのも珍しい話ではなく誰がそうなってもおかしくない今の時代において、医療者だけでなく全員が役に立つものですし、習得して広めていくべき技術だと感じました。

  • 性別:女性 資格など:医学部1年 RIさん

    今回の講義を通して、このような技術と当時の先生のお気持ちを教えてくださるということは大変有難く、貴重なことだと感じました。先生が「介護を受ける立場になったことで、体の不自由な人の気持ちや動作、介護を受ける人の気持ちを知った。」というお話を伺い、介助者は患者さんのことを考えて介助を行っているにもかかわらず、患者さんに苦痛を与えてしまうということは、介助者が細心の注意を払っていたとしても気づかないような苦痛が多く存在するのだろうと考えました。このことから患者さんの気持ちを正確に推察することは非常に難しいことであると分かりました。そして推察することが難しい患者さんの気持ちを教わることができるということは非常に有難いことだと感じました。将来介助をする際には、自分が行おうとしている動作は引く・押す・まわす・ふれる・支点を変えるという動作のみに帰着するかということを考え、できる限り患者さんにも負荷がかからない方法で介助を行おうと考えました。また先生がおっしゃっていたように、介助に対して苦痛や不快感を抱えているものの遠慮して苦痛を我慢なさる患者さんはいらっしゃると考えるため、患者さんに苦痛や不快感について聞きながら、介助をしたいと考えました。また、私は今まで他の医療従事者とのコミュニケーションについて考えた時に、治療方針を決めるなど患者さんに関する事柄についてのコミュニケーションばかり想像していました。しかし先生が介護士さんから要望をお聞きになっていたというお話から、実際の医療現場では他の医療従事者との間で要望や悩みを共有し、解決するためのコミュニケーションも重要であると分かりました。これらの学びを踏まえて患者さんや他の医療従事者に対して、彼らの気持ちや立場を充分に理解していると決して思い込んではいけないと感じました。自分の想像力では必ず思い違いや、想像が足りていないことがあるということを自覚し、相手に質問する際は相手についてより注意深く観察し、集中して推察するということを実践することが重要であると考えました。

  • 性別:男性 資格など:医学部1年 SAさん

    亡くなった祖父が、生前、介護をしてくれる方の力がすごく強くて痛いと話していたことを思い出しました。そのときは、介護には力がいるから、しょうがないことなのかなと思い、祖父に何もしてあげられませんでした。今日の講義を聴いていて、介護は、力を入れる必要はなく、引く、押す、まわす、ふれる、支点を変えるという5つの方法でできるということを初めて知り、祖父が生きていたときに、そのことを知っていれば良かったと少し残念でした。自分が将来医師になったときに、祖父のように介護で苦痛を感じる人が少しでも減るように、私も今日教わったことを実践して、習得して、未来の患者さんのために学びたいと思いました。また、最初は、力がいらない介護なんて無理なのでは、と少し疑う気持ちがあったのですが、実演している看護師さんが、全く力がいらないと、とても驚いていたのを見て、いつも大変な思いをして介護をしている看護師さんが言うのだから、本当に力はいらないということが分かりました。

  • 性別:男性 資格など:医学部1年 SIさん

    介護の方法について、実演からたくさんのことを学ぶことができました。介護はされる側のことばかり考えていましたが、介護をする側のことを考えることの重要性を強く実感しました。特に現代では、高齢者が高齢者を介護するということも多くなっていて、よりこういった技術が大切になっていくと感じました。高齢者だけでなく、現場で働く看護師さんにとっても負担が減るということはとても大切なことであると感じました。実演をされていた女性の看護師さんのコメントからも、本当にこの方法が驚くほど負担が少ないのだろうなということが伝わってきました。今はオンライン授業のため、実際に経験するといったことはできませんが、実際に現場に出てこのような状況になった時には、本日の講義で習ったことを実現できるようにしたいと思います。

  • 性別:男性 資格など:医学部1年 TAさん

    今日の講義では、腰に負担がかからない、片腕一本でできる介護テクニックを学んだ。この介護テクニックのポイントは、引く、押す、まわす、ふれる、支点を変える、の5つだ。看護師の方々が実践している様子を見ていると、根津先生の介護テクニックを試した後に力が本当に要らないと驚いているのが印象的だった。私も授業後に家族に試したところ、指を数本しか添えていないにも関わらず、ほとんど力を加えずに相手をベッドから起き上がらせることが出来て驚いた。根津先生は体の左側がマヒしてしまった経験があり、その時に腰が悪い奥様が自分を介護しやすいように、この介護テクニックを生み出した。医療現場では患者さんを介護する動作は必要になってくるので、介助する側の負担が減るように、この介護テクニックが普及してほしいと感じた。また、自宅で介護する場合にも、高齢者の夫婦の方々などには腰に負担がかかる動作は避けたいため、この介護テクニックを実践する意味が大いにあると感じた。 自分でもこの介護テクニックを身に付け、介護が必要となった場面で実践していきたいと感じた。

  • 性別:男性 資格など:医学部2年 YIさん

    まずはじめに、いままで2年医学部に在学していたが、これまでに医学の知識を少しずつ学ぶことがあっても、実際の医療現場での介護のシチュエーションの現状をここまで詳しく聞いたことはなかったので非常に有意義な時間を過ごせたと思う。最近は医師不足がニュースに話題になることが多いが、少子高齢化における実際の医療現場では介護職が特に高齢化によってひっ迫していることを伺えた。また、これは自分でも考えたことがなかったのだが、体のどこかに障害がある患者さんを正しく介護しないと、介護者の方も体を悪くしてしまうことがあるということは、これまで盲点であったので感心した。また、体位交換において、少しやり方を工夫するだけでここまで力がいらなそうになることをみて、日々の勉強などにおいても工夫の心を忘れないようにすることは大切だと思った。

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